最速157キロエース右腕擁する大船渡にも「吉田コウセイ」がいた! 金足農・吉田輝星投手(3年)と“同姓ドウメイ”の吉田昂生内野手(1年)が、4打数3安打3打点1得点の活躍で、11-1の7回コールドと一戸を圧倒した。

本来は投手ながら打力を評価されて遊撃にコンバートされた。4回に左前安打を放つと、6回には佐々木を二塁に置いた1死一、二塁でフェンス直撃の右越え2点適時三塁打。「いつも毎試合1本打つことを考えている。前の打席で安打を打てていたので、思い切り良く打席に立てました」。7回にも3安打目となる左前適時打を放ち、笑顔を見せた。

甲子園準優勝以降、周囲からは「吉田コウセイ」とフルネームで呼ばれることが多くなった。「自分の名前もとどろかせられるように頑張っています」。難産でも元気良く産声をあげた生命力への感謝と、自分を高めていける昂ぶる願いを込めて両親から命名された。

19日の準々決勝では黒沢尻北と対戦。「朗希さんの悔しい顔は見たくない。甲子園に行く気持ちでいます」とさらなる飛躍に意気込んだ。