東海大相模が破壊力抜群の1発攻勢で、日大藤沢を圧倒。4年ぶり11度目の甲子園出場を決めた。

東海大相模打線は序盤から、連投の日大藤沢先発、武富陸投手(3年)を攻めた。2回1点を先制。3回表1死、9番野口裕斗投手(3年)の中前打から鵜沼魁斗外野手(2年)が二塁打で二、三塁。本間巧真外野手(3年)の右中間突破の適時三塁打で2点を追加した。さらに、2死後金城飛龍三塁手の右方向への適時二塁打で4点目。続く遠藤成内野手(3年)は、センターバックスクリーンに飛び込む特大2ランで一挙6点を挙げた。

極め付きは、4回だった。1死二塁から鵜沼が今大会自身3号となる右中間席への2ラン。武富を早々にKOした。さらに、1死一、二塁から4番山村崇嘉一塁手(2年)が右越え3ラン。西川僚祐外野手(2年)も続いて左越え2ランと、1イニング3発の猛攻で7得点とした。

恐るべし、東海大相模打線。6回には山村が2打席連続弾。チームとして1試合5発の大会タイ記録となった。結局、26安打で記録がはっきりしている戦後の決勝での大会記録を更新する24得点をマーク。日大藤沢の反撃を寄せ付けなかった。

◆地方大会決勝の大量得点 東海大相模の24得点は戦後2位タイ。10年宮城大会の仙台育英28-1気仙沼向洋に次ぎ、09年東東京大会の帝京24-1雪谷に並んだ。

◆東海大相模 1963年(昭38)に創立された私立校。生徒数1838人(女子232人)。野球部は同年創部で部員数90人。甲子園出場は春10度、夏は4年ぶり11度目。主なOBは巨人菅野智之、日本ハム大田泰示ら。所在地は神奈川県相模原市南区相南3の33の1。大金真人校長。