敦賀気比の4番・大島正樹主将(3年)が、春夏通じて初の申告敬遠を受けた。

同点の9回裏1死一、二塁で打席へ。初球が暴投となり1死二、三塁と好機が広がった時点で、常総学院は大島を一塁に歩かせた。1死満塁のサヨナラ機となったが、続く打者が空振り三振、投飛に打ち取られ、絶好機を実らせることはできず。結局試合は12回で決着がつかず、13回からタイブレークに。13回表に4点を勝ち越され、その裏の攻撃は1番からの好打順だったが、3人で終了。4番の前で試合は終わり、敦賀気比はセンバツ史上初のタイブレークの敗者になった。

申告敬遠のルールは昨年選抜大会から導入されたが、新型コロナウイルスの感染拡大で春夏の大会が中止になっていた。大島は「(9回裏は)自分で最後は決めたかったです。(前打者の)前川がデッドボールを受けたところで、自分で決めてやろうと思っていたんですが…。打ちたかったです」と悔しそうに逸機の場面を振り返っていた。

敦賀気比・東(2安打も延長13回無死一、二塁のタイブレークは先頭で一飛)「4点差がついて、自分が出ないと4点取れないと思った。とても悔しいです」

敦賀気比・竹松(先発で4回途中4失点)「大舞台で緊張していた。自分の思った球がいかなかった。なかなか修正できず、安打を打たれたり、チームのミスにつながった」

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