和歌山東が接戦を制し、準々決勝にコマを進めた。

横手投げ右腕の先発麻田一誠投手(2年)が9回1失点完投。1点リードの6回1死一、二塁は速球で三塁併殺打に仕留めるなど緩急をつけて要所を締めた。麻田は「真っすぐで詰まったりさせられた」と話した。2日の和歌山大会準決勝では、夏の甲子園優勝の智弁和歌山に競り勝った。エースは「自分にとって自信になりました。チームも自信がついて、その勢いでいまも行けている。自分の真っすぐは動く。相手を詰まらせたり、先に当てたりしてくれた」と振り返った。春夏通じて、初の甲子園出場に向けて王手をかけた。