今春のセンバツに出場した天理が7回コールド勝ちで決勝に進出した。

1-0の2回には1死満塁で松本大和内野手(1年)の走者一掃の三塁打などで4得点。3回に大城志琉外野手(3年)のソロ本塁打、4回には再び松本の犠飛で1点ずつ加え、4イニング連続得点で相手を突き放した。松本は4打点をたたき出した。投げては南沢佑音(ゆうと)投手(3年)が7回2安打無失点で完投した。

高田商には昨夏の準決勝で6-7のサヨナラ負け、昨秋の準決勝でも9-13で敗れていたが、リベンジした。

チームのモットーは「つなぐ」。今秋ドラフト候補の強打者・戸井零士内野手(3年)は4打数無安打だったが、中村良二監督(54)は「周りがつないで点を取ってくれた。つなぐために底力を見せてくれてる。決勝が楽しみ」と目を細めた。この勢いのまま、5年ぶりの夏の甲子園を狙う。

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