明秀学園日立（茨城）が鹿児島実を破り、16強一番乗りを果たした。夏の甲子園は初出場初勝利。

0－1で迎えた7回、敵失で同点。8回も3番佐藤の安打から相手の2つの失策の間に勝ち越した。

守っては3回途中から登板した猪俣駿太投手（3年）が好投。2死満塁、カウント3－1で緊急登板。1球目が外れ押し出し四球となってしまったが、その後は冷静な投球で鹿児島実打線を無失点に抑えた。

鹿児島実は7年ぶりの白星を逃した。3回に押し出し四球で先制。しかし、その後は追加点を奪えず。終盤は守りのミスから同点、勝ち越しを許してしまった。

○…佐藤が3安打に加え、好走塁を連発した。同点の8回先頭。中前打で出塁すると次打者の二ゴロに2つの失策が絡み、一塁から一気に生還。決勝のホームを踏んだ。1回2死でも左翼正面への安打で返球の隙を突き二塁を陥れた（記録は二塁打）。「チームとして走塁に力を入れてきた。ああいう場面（8回）で良い走塁ができて良かった」と振り返った。