5年ぶりの夏の甲子園を目指す盛岡大付が水沢にサヨナラ勝ちで準決勝進出を決めた。
3回に両軍1点を取り合うも、その後1歩も譲らぬ展開。三塁ランナーコーチを務める柳葉一路主将(3年)は「接戦の段階からこの試合は自分の仕事場だと思っていた」。応援にかけつけた父の柳葉敏郎(65)も「声が選手たちに伝わって、力になってくれればいいという思いでやっていると思いますから」と緊迫した試合を見守った。
その責務を果たす局面は最終回にもやってきた。1-1で迎えた9回2死一二塁。打席の中桐銀二郎内野手(2年)が放った打球が中堅に向かうと、柳葉は目いっぱい腕を回した。「最後、サヨナラの場面で自分が臆病になっちゃいけない。そこは思い切って二塁ランナーをしっかりホームにかえすのが自分の仕事だなと思っていたので、しっかり回すことができてよかったです」とうなずいた。
手に汗握る一戦を制し4強入り。「接戦の中で勝ちきれたのは自分たちの中で大きな力になる。頼もしい後輩が決めてくれたことに感謝しかないです」と人生初のサヨナラ打を放った中桐をたたえた。
次戦は3年連続の決勝進出をかけた一関一との対戦。「一つのミスも許してくれないチーム。自分たちのやるべきことをして、自分たちの野球でしっかり勝てるように頑張ります」と気を引き締めた。

