八王子実践(西東京)が6日、初戦の鳴門渦潮戦(9日)に向けて兵庫・尼崎市内で練習を行った。開会式で選手宣誓を務めた主将の矢沢陵磨内野手(3年)が、その舞台裏を明かした。

約2分40秒に及ぶ堂々たる宣誓。「基本的には全て自分で考えて、その後、監督に少しだけ添削していただきました」と、河本ロバート監督(40)とともに内容を練り上げた。

宣誓には、河本監督が普段から選手たちに伝えている「いい顔をして野球をしよう」という言葉も盛り込んだ。矢沢は「高校野球生活で自分が一番成長できた部分でもあったので、他の高校球児にも何か伝えられるのではないかと思いました」と、その一文に込めた思いを語った。

7回制導入が議論される高校野球。宣誓の終盤では「移りゆくこの時代に、高校球児が大きな戦いを頑張るためには、27個の最後のアウトを、全員でつかみ取ることだと思います」と力を込めた。この言葉にSNSでは「やっぱり選手は9イニングやりたいんだな」「球児たちは9回までやりたいんだ!」などの反応が相次いだ。しかし、矢沢は「7回制に対して発言した意図は全くなくて、フレーズを一つ一つ当てはめていった時に、一番しっくりくる言葉が『27個のアウト』だったんです。予想以上の盛り上がりでした」と笑顔で振り返った。大きな反響を呼んだ宣誓の言葉を胸に、今度はグラウンドで八王子実践の野球を体現する。

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