FAになっていた岩隈久志投手(34)が18日(日本時間19日)、マリナーズと再契約し、本拠地シアトルで記者会見を行った。1度はドジャースと3年4500万ドル(約54億円)で大筋合意した大型契約が身体検査後に破談となり、その後、再び熱烈ラブコールを受けて古巣残留を決断した。

 -まずはあいさつを

 岩隈 Hello,everyone. Bear is back in Seattle.

 -契約が決まって

 岩隈 すごくいろいろ考えて、いろんな話もある中で、マリナーズから連絡をもらったときに、すごく晴れやかな気持ちになって、うれしかったです。FA期間はドキドキしかないというか…。

 -一時はドジャースに決めた。そのときの心境は

 岩隈 4年間、マリナーズでプレーしてきたので、特別な愛着がある中で、FAという形になった。僕自身はこのチームに戻りたいというのはありました。いろんな思いはもちろんありますけど。

 -ド軍と白紙になったときは驚いた

 岩隈 びっくりというか、話し合いの中でそういう話になっただけで。すぐにマリナーズが、最初から最後まで熱意を持って声をかけてくださったので、その喜びしかない。

 -波乱のFAだった

 岩隈 こういう経験をするというのも少ない。自分の中で財産としてすごく良い経験をしていると思いますし、一番必要としてくれるところでやるのが、最高の選択だと思っている。