レンジャーズのダルビッシュ有投手(30)が、7回6安打1失点と踏ん張ったものの、勝敗は付かず、メジャー通算50勝目は次戦以降に持ち越しとなった。

 立ち上がりから毎回走者を背負う苦しい投球となったが、3回まで無失点に抑えた。

 1点リードの4回裏無死から3番カノにソロ本塁打を浴び、同点に追い付かれた。

 その後も走者を得点圏に置く状況が続きながら、スライダーを軸に、粘り強い投球を披露。勝ち越し点は許さず、1-1の同点で、救援陣にマウンドを託した。

 球数は116球。

 防御率は2・76。

 ダルビッシュは「(試合前の)ブルペンで本当にダメで、これはヤバいなと思ったので、初回から“綱渡り投法”で行きます、と言ってました。何とか7回投げられて良かったです」と振り返った。

 試合は、1-1のまま、延長戦に突入。レ軍が13回表、オドルの2ランで勝ち越し、5時間2分の接戦を制した。