約1カ月半ぶりの実戦登板だった日本ハム大谷翔平投手(23)は、1点リードの4回、柳田に同点適時打を許すと、さらに福田に3ランを浴びて降板した。4回途中3安打4失点。「負けたので、いまひとつだと思う。それほど投げ心地はよくなかった」と振り返った。

 最速は今季初めての160キロをマークし、押し出し四球などで自滅した前回登板とは違ったが、「打者に投げている感覚じゃなかった。まだ実戦2回目で、すぐにどうにかなるものではない。柳田さんに打たれたのも、福田さんに打たれたのも、どちらかというと、こちら側の問題」と自己分析した。

 バックネット裏には、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM(50)が視察に訪れていたが、試合後は「ノーコメント。札幌は美しい街だね」と話すにとどめた。