米大リーグ球団の幹部や代理人らが一堂に会するウインターミーティングが11日、フロリダ州レークブエナビスタで始まり、ドジャースからフリーエージェント(FA)になったダルビッシュ有投手の代理人のジョエル・ウルフ氏は球団の条件について「もう1度ワールドシリーズの舞台で戦えるチームを求めている。成功できる球団であれば、どの地域でもこだわらない」と語った。

 ウルフ氏は「彼は(レンジャーズの本拠地のすぐ近くにある)ダラスを愛しているし、扉は開けている」と話し、今季途中まで所属した古巣レンジャーズへの復帰も選択肢に入っていることも明かした。

 マーリンズからFAになったイチロー外野手やプロ野球オリックスから海外FA権を行使した平野佳寿投手の代理人を務めるジョン・ボッグス氏も取材に応じ「イチローについては既に(マーリンズを除く)29球団と連絡を取っている。平野に関してはこの会場で数球団と話し合う予定がある。今年の移籍市場の動きは遅いが、いい契約がまとまるはず」と見通しを口にした。