マーリンズからFAになったイチロー外野手(44)が23日、出身の愛知県豊山町で、自らが大会長を務める「イチロー杯争奪学童軟式野球大会」の閉会式に出席した。

 3位チームが見せた、喜びのパフォーマンス「ランニングマン」に大受けし、壇上で「こんな感じ?」と軽やかにステップを踏んでみせるなどサービス満点。終始なごやかだった。

 今年は球児からの質問も受け付けた。「日本球界に復帰する可能性はありますか」という直球の質問には「メディアがいますから! 可能性という言葉を使うなら、いろんなことがある。ゼロじゃないっていうと可能性があるってことだけども…。ややこしいなあ」と笑わせた。

 来季の所属先が決まらない今の状況を「米国では44歳っていうと何か引っかかるらしいんですよね。3年前も感じていたんだけど、ペットショップで売れ残った大きな犬みたいな感じなんです」と軽妙なトークで沸かせた。