カブスのダルビッシュ有投手(31)が、「両打ち」でプレーする意向を明かした。

 本来は右打ちで、右肘手術から復帰後、患部への負担を考慮して左打席に立つことはあったが、今キャンプから本格的に練習。この日のフリー打撃でも、両打席から器用に広角へ打ち分けた。「どっちも打ちますよ、もちろん。今日は左の方が良かったですね」。16年の交流戦(レッズ戦)では、右打席で特大のメジャー初本塁打を放つなど、パワーは折り紙付き。打席に立つ機会の多いナ・リーグに本格移籍したこともあり、「力の右」と「技の左」を柔軟に使い分ける。

 本職では30球の投球練習を行い、左足の上げ方を改良。腹痛による体調不良で1日(日本時間2日)のオープン戦初登板は見送ったが、6日(同7日)に予定される古巣ドジャース戦へ向け、快速球でミットを鳴らした。(メサ=四竈衛)