エンゼルス大谷翔平投手（２３）のサポート体制が強化される。グラウンドに選手の姿がない早朝。ソーシア監督がトレーナーを伴い、打撃練習用のテントに足を運んだ。中でバットを振っていたのは大谷。「どういうスイングをしているのかなと、様子を見に行っただけ」。多くは語らなかったが、指揮官が個人練習を視察するのは異例。目的がコンディションチェックであることは明らかだった。

　実戦形式の打撃練習を行ったこの日は、左中間を破る二塁打を放つなど８打数２安打。復調の兆しを見せた。「しっかり捉えている打席も多かったので、比較的よかったかなと思います」。周囲のサポートを受け、状態を上げていく。（テンピ＝本間翼、斎藤庸裕）