通算696本塁打を放ち16年限りで引退、現在解説者として活躍している元ヤンキースのアレックス・ロドリゲス氏(42)が29日(日本時間30日)、米スポーツ専門局ESPNの全国中継(ドジャース-ジャイアンツ戦)で今季解説デビューを飾った。

 昨季まで米放送局FOXの専属だったが、その気さくなトークと冗舌な解説ぶりで評価と好感度を上げ、今季から人気のESPN中継解説に抜てきされた。

 その注目の初解説中継に、思わぬ飛び入り「特別ゲスト」も登場し話題を集めた。放送中の解説ブースに、A・ロッドの恋人で大物歌手・女優のジェニファー・ロペス(48)が幼い息子を連れて突然現れ、Aロッドが彼女とキスを交わし、息子をハグするほのぼのとしたシーンが全米中継で流れた。

 現役時代は薬物スキャンダルなどで評価を落とし、ヒールのように扱われた時期があったが、解説者として好感度を上げ続けるA・ロッド。自身の現在について、この日のUSAトゥデー電子版に「僕はずいぶん成長した。あらゆる面で変わった。自分が困難な状況にあった4年前から今のような状況になれて、感謝しかない」と話している。