エンゼルス大谷翔平投手(23)が、本拠地初打席でメジャー移籍後初ホームランを放った。

 1回2死満塁で打席がまわり、4球目に相手の暴投で二、三塁へと状況は変わったが、カウント2-2から74マイル(約119キロ)のカーブを右翼スタンドへ運んだ。

 ダイヤモンドを1周してベンチへ戻ると、チームメートたちが大谷に視線を向けることもなく、まったく出迎えないサプライズ演出もあった。大谷は2日前のアスレチックス戦で初登板初勝利を飾ったばかり。マイク・ソーシア監督(59)は試合前、「(大谷の)メンタル面というのは、メジャーリーグの1年目の選手と比較するとずばぬけている。冷静に物事を分析する力があるし、姿勢も素晴らしい」と話していたが、まさに証明してみせ、ファンのスタンディングオベーションにヘルメットを掲げて応えた。