エンゼルス大谷が「中5日」で登板する可能性も出てきた。開幕後は最低でも中6日の登板間隔を保ってきたが、今後の起用方針についてソーシア監督が「どこかで、中5日でいければいいとは思っている。(中6日に)慣れてきて回数も増えていけば、できると思う」と、中5日も視野に入れていることを示唆した。

 変則的なメジャーの日程を考慮しての対策だ。この日、チームは13連戦中の5試合目を終えた。その後も1日の休養日を挟んだだけで、再び16連戦が控えている。投手陣への負担が予想される中、同監督は「それ(大谷の中5日)ができれば、チームにとって大きな助けとなる」と話した。一方で「今は何も変えることはない。翌月に起こるかもしれないし、全く起こらないかもしれない」と慎重な姿勢も示した。

 メジャー6度目の登板となる今日13日のツインズ戦には、中6日で臨む。現時点では大谷に直接、中5日プランは話してはいないが「もしそういう機会がやってくれば、翔平に話をするだろう」と同監督。チームの台所事情が苦しくなった時と大谷の状態が万全という条件が重なれば、「中5日で大谷」は十分ありえそうだ。(アナハイム=斎藤庸裕)

 ◆大谷の中5日 レギュラーシーズンでは日本ハム時代の5年間で1度のみ。16年9月7日のロッテ戦に先発で2回、13日のオリックス戦で5回(勝敗つかず)を投げた。ちなみに中4日も1度ある。13年8月18日のソフトバンク戦でリリーフとして1回を投げ、5日後の23日オリックス戦では先発で6回2/3を投げ、勝利投手となった。中5日以内前の登板は、いずれも投球回が2回以下だった。