エンゼルス大谷翔平投手(23)が「5番DH」で22日(日本時間23日午前8時7分試合開始)のブルージェイズ戦に出場する。相手先発は左腕のJ・A・ハップ(35)。

 ベテランのハップはメジャー12年で通算97勝79敗、防御率3・94。16年には20勝(4敗)をマークし、ロジャー・クレメンス、ロイ・ハラデーらに続きブルージェイズ史上6人目の20勝投手となった。今季は9試合で5勝3敗、防御率4・15。前回登板の16日メッツ戦では7回2安打無失点、無四球10三振と好投した。

 球種はフォーシーム、ツーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップ。特に最速96マイル(約154キロ)のフォーシームを武器とし、今季66三振中41個をこの球で奪っている。体格は196センチ93キロで、193センチ92キロの大谷とほぼ一緒だ。

 ブルージェイズの地元トロントのメディアは早くも大谷を警戒している。地元カナダの放送局スポーツネットの公式サイトは、エンゼルス3連戦を前に「打者・大谷の対策」を特集。4月27日にヤンキースのセベリーノから放った1発を境に内角攻めから外角中心に変わったと分析した。また、すでにエンゼルスと7度対戦しているアスレチックスのエメルソン投手コーチは「タイミングを外さないとダメ。高め、外、緩急を駆使し、予測されないようにしなければいけない。できるだけ混乱させて、その上で予測された球とは違う球を投げる必要がある」と、大谷には細心の注意が必要だと話していたという。