大谷VSマー君は、打者対投手で-。27日(日本時間28日午前2時5分)に予定されていたエンゼルス大谷翔平投手(23)とヤンキース田中将大投手(29)の13年以来の投げ合いが、持ち越しとなった。4勝目を挙げた前回20日(同21日)のレイズ戦はメジャー最多110球の力投。体の負担を考慮され、登板間隔を空けることになった。

 大谷と田中の投げ合いが消滅したことで、ニューヨークのメディアからブーイングが起こった。

 ニューヨーク・ポスト電子版は「エンゼルスが2人の対決をぶち壊した」の見出しで「打線には入る可能性があるため田中との対戦は見られるだろうが、ファンが期待したものとは違う」との記事を掲載。別の記事ではヤンキースタジアムでの大谷の登板を前にジャッジやスタントンらヤンキース打者がいかに盛り上がっていたかを紹介し「投手大谷とヤンキース打線の対決は、早くても10月か来年まで見られないことになる。これで一番損をするのは野球界自体だ」と指摘した。

 デーリーニューズ電子版は、田中ではなくヤンキースの新人王候補トーレス内野手と大谷の対決もなくなったことに触れ「大谷対トーレスが見られないのは残念。投手大谷対ヤンキース打線は最高のドラマになったはずだ」と惜しんだ。