ヤンキース田中将大投手(29)が26日(日本時間27日)、エンゼルス大谷翔平投手(23)とのメジャー初対決を前に抱負を語った。

 田中は27日(同28日午前2時5分開始予定)に先発する予定で、大谷は「5番DH」でスタメン出場見込み。日本在籍当時は、11打数無安打と完璧に封じたものの、田中に油断はない。

 練習後は、日本、米国のほか、台湾メディアからも取材を受けた。

 「いい打者だというのは分かってました。ただ、この舞台でどれだけ打てるんだろうというのは、みんな分からなかったわけじゃないですか。そういった中で、これだけ結果を残して、ましてやチームの主軸を打っているわけですから、当然、彼を抑えることが試合の中でもキーのひとつになってくると思います。対戦することになれば、しっかり抑えにいきたいと思います」。

 当初は、「投手大谷」と投げ合う可能性もあったが、エンゼルスのローテーション修正に伴い、「打者大谷」との対戦に変更となった。

 「これだけ注目してもらえるのも、大谷の活躍があると思う。そんなに注目してもらっているところで、僕も存在感を出せたらなと思います」。

 全米から注目される後輩の活躍をたたえる一方で、勝負となれば私情は別。本拠地のマウンドで、先輩メジャーリーガーとしての貫禄を見せるつもりだ。