エンゼルス大谷翔平投手(23)が、30日(日本時間31日午前8時10分試合開始)の敵地タイガース戦に先発登板する。当初は27日のヤンキース戦に登板する予定だったが、体への負担を考慮され延期になっていた。今季5勝目をかけ、20日のレイズ戦以来のマウンドに上がる。

 タイガースは現在チーム再建中で若手育成に切り替えており、スタメンはほぼ20代。ベテラン勢も、12年に3冠王に輝いた主砲のミゲル・カブレラ内野手(35)は故障離脱しており、球宴5度出場を誇る指名打者ビクトル・マルティネス(39)も調子が上がってこない。チーム打率こそ2割5分6厘(メジャー7位)だが、48本塁打はメジャーで2番目の少なさだ。

 地元紙デトロイト・ニューズ電子版は、大谷との対戦に向けたタイガースの選手らのコメントを紹介している。デビュー3年目のジャコビー・ジョーンズ外野手(26)は「ぜひ対戦したいよ。大谷がどんな感じなのか見てみたい。100マイル投げられて、ホームランも打つんだ。そんな選手はあまりいないよ」とコメント。リオニス・マーティン外野手(30)は「どんなものか見てみたいね。(もし)クリス・セールやダルビッシュよりすごかったら、違う惑星から来たに違いない」と話した。

 また、本拠地コメリカパークでは今季、開幕戦以外で観客数2万8000人を上回ったことがなく、フロント陣も“大谷効果”を期待しているという。