マリナーズ・イチロー外野手(45)が21日の引退会見で触れた愛犬の一弓(いっきゅう)についても、注目を浴びている。

NHKの密着番組などでも登場。イチローがかわいがっている柴犬として知られていたが、近年は健在かどうか、一般的には不明だった。17歳で犬としては高齢とあって、ネットでは「一弓、元気だったのか」と驚く声も。「家族みんなで支えあってきたんだね」「最も共感して泣いたのがこの部分。一緒に暮らしている老齢の犬や猫の、衰えながらも懸命に生きる姿に励まされたことがある人、たくさんいるのでは」と共感の声が多数上がった。

イチローは会見で、弓子夫人への言葉を聞かれた際に、一弓について言及。「今年で18歳になろうかという柴犬なんですけど。さすがにおじいちゃんになってきて、毎日フラフラですけど、懸命に生きているんですよね。それを見ていたら俺頑張らないとと思いますよね。ジョークでもなく。あの懸命な姿。まさか最後まで、現役を終える時まで一緒に過ごせると思っていなかったので。一弓の姿は感慨深いですよね。妻と一弓には感謝の思いしかないですよね」と話していた。

日本犬保存会によると「一般的に、柴犬は長生きしても15、16歳。17~18歳となると、人間の100歳に等しい、かなりの高齢ですね」と解説。さらに「ザギトワ選手に贈られた秋田犬のマサル同様、イチロー選手の愛犬もメディアに取り上げられることで、日本犬の海外人気の一因にもなる。注目を浴びるのはありがたいこと」と話している。