右肘のリハビリを進めているエンゼルス大谷翔平投手(24)が、本拠地エンゼルスタジアムで投手陣とともに調整を行った。5日(日本時間6日)のレンジャーズ戦前、水原通訳を相手にキャッチボールを行い、合計70球の投球練習。最長65フィート(約20メートル)の距離では15球、投球フォームを確認しながら丁寧に投げ込んだ。

またこの日、試合に出場する野手陣とは別で打撃練習も行った。球団広報によれば、フリー打撃は20スイング、ティー打撃などを合わせて合計45スイングで調整した。大谷が野手陣に加わってフリー打撃に参加するタイミングについて、オースマス監督は「そのうちやるが、いつになるかは分からない。グループでフリー打撃をすると、他の選手が本塁打を打つのを見て、(余計に)力を入れてしまうかもしれない。それは今は避けている」と話し、別メニューで行っている意図を明かした。

次のステップは、投手が投げるボールに対して打つ実戦形式の打撃練習へと移行する。メディカルチェックの検査次第となるが、検査時期について同監督は「次がいつになるかは言えない」と話すにとどめた。(アナハイム=斎藤庸裕)