【デトロイト(米ミシガン州)7日(日本時間8日)=斎藤庸裕】 「SHOW TIME」再び-。エンゼルス大谷翔平投手(24)の復帰に、メジャーリーグ機構(MLB)も大喜びだ。MLB選手会のシニア・ディレクターは、球宴のホームランダービー出場要請に前向きな姿勢を示した。MLBの国際担当でシニア・バイス・プレジデントのジム・スモール氏も野球界を背負う存在として大きな期待を寄せた。

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夢が膨らむ、大谷の打者復帰だ。メジャーの幹部たちが、続々と大谷への高い期待を示した。MLB選手会幹部のシニア・ディレクターは「ホームランダービーに大谷が出てくれるなら、それはもう素晴らしい」と心を躍らせた。例年の選手会からの出場要請は5月下旬以降。大谷のフリー打撃でのとてつもない飛距離は既に全米でも有名だ。昨年は右肘のけがもあり実現できなかったが、今季こそは出場すべきという声も聞こえる。同ディレクターは「みんながそういう意見を持っているだろう」と目を光らせた。

ホームランダービー出場となれば、日本人メジャーリーガーでは初めて。日米からメジャー球宴に高い注目を浴びるのは必至だ。過去にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の開催にも尽力したジム・スモール氏は「(大谷は)野球のフィールド上に熱狂や盛り上がりをもたらしてくれる」とさらに高い期待を寄せた。昨年、メジャーで二刀流という門戸を広げ「彼の与えるインパクトはこれから10年以上、長い間、続いていくだろう。二刀流でもプレーできるという、アメリカの野球自体の考えを変えてくれた」と太鼓判。米国の野球全体に好影響を与えているという。

もっとも、その流れを作ったのは大谷自身の能力の高さだった。同氏は「去年、打撃フォームを開幕前に変えて、すぐ修正したことに驚いた」と舌を巻く。開幕前、二刀流に半信半疑だった見方を覆しただけに、メジャーの組織全体からも注目を浴びた。

今後は海外遠征にも積極的に動く。今年6月には英国ロンドンで初めてヤンキース対レッドソックスの伝統の一戦が開催される。同氏は大谷の海外でのプレーについて、「面白いね。最初は日本でプレーして欲しいけど、他の海外でもやってもらいたい」と話した。大谷が、日本へ凱旋(がいせん)帰国し、欧州や南米で二刀流としてプレーする-。そんな夢が広がる「SHOW TIME」の今後にますます目が離せない。