エンゼルス大谷翔平投手(24)が波に乗ってきた。5日(日本時間6日)のアスレチックス戦に「3番指名打者(DH)」で出場し、4回に逆転の5号3ランを放った。

2試合連続本塁打は今季初で、昨年9月の3戦連発以来。8回には同点の押し出し四球を選び、メジャー自己最多の1試合4打点でチームのサヨナラ勝ちに貢献した。

大谷と水原通訳の推薦曲が同僚の好救援を生んだ。1-7となった3回2死、3番手で右腕ラミレスが登板。きゃりーぱみゅぱみゅの「ファッション・モンスター」が流れる中、マウンドへ上がった。同投手は「去年のキャンプで、翔平と一平(水原通訳)から僕は(おしゃれな人という意味で)ファッション・モンスターと呼ばれて、それが歌でもあるって知ったんだ。聞いてみたら、すごく良い曲で。いつも2人から『いつ(登場曲で)使うの?』って言われてたんだけどね」と苦笑いで明かした。

この日から登場曲に採用すると、2回1/3を投げ1安打無失点、5奪三振の力投。登板後にチームは逆転した。同投手は「テンポもよくて、幸運の歌だね。これからも使い続けるよ」と満足そうだった。(アナハイム=斎藤庸裕)