日本人メジャー初のサイクル安打達成から一夜明けたエンゼルス大谷が、サイ・ヤング賞投手から称賛された。

14日(日本時間15日)のレイズ戦に「3番DH」で出場。最初の2打席で、昨季21勝5敗、防御率1・89でサイ・ヤング賞を獲得した左腕スネルと対戦し左前打と押し出し四球を選んだ。対戦を振り返ったスネルは「内角をさばくのがすごくうまいのは分かっていた。なるべく遠いゾーンに投げて振らせたかったが、彼はいい仕事をしたし、いい打者だ」とたたえた。

第1打席は内角低めの95・5マイル(153・7キロ)の直球を捉えられ、逆方向へライナー。2打席目は2球で2ストライクと追い込まれながら、低めの変化球を見極められた。6打席連続安打で波に乗る大谷を相手に、慎重に低めを突いたが結果的に押し出し。スネルは「打者にはいい日もあれば、悪い日もある。特にそれ(サイクル安打を達成したこと)を気にはしなかった」と話しながら「彼は才能があるし、素晴らしい打者」と認めた。

大谷は4打数1安打1打点で、今季2度目の盗塁もマーク。第3打席の遊ゴロで、11日のドジャース戦の第4打席から続いていた連続出塁は7打席で止まった。(タンパ=斎藤庸裕)