エンゼルス大谷翔平投手(25)が今季10個目の盗塁を決め、メジャー1年目から2年連続で本塁打(15本)と盗塁が2ケタに到達した。

5点を追う9回、1死一、三塁から好スタートを切り、二盗。その後、アップトンの適時打で7点目のホームを踏んだ。

1年目から2年連続の2ケタ本塁打と盗塁は、日本人では05年~06年の井口資仁以来、2人目。球団によれば、デビューから2年連続で15本塁打と10盗塁以上は、エンゼルスでは初。記録について大谷は「積極的に塁を狙うことは悪いことではないと思うので、1個1個、重ねていきたい。セーフになれるという自信がないといかないので、そういう機会があれば、数字は伸びてくるのかなと思う。しっかり勝ちにつながる盗塁だったりとかホームランを打てればいいんじゃないかなと思います」と冷静に振り返った。

この日は第1打席から長打を重ねた。1回無死一、二塁、先発右腕ウィリアムズの直球を捉え、左翼線へクリーンヒット。二塁走者をかえす先制の適時二塁打を放った。

第2打席は2回2死一塁、2ストライクからのスライダーを打ち、打球は左翼線ギリギリへ。捕球を試みた左翼手がボールを後逸する間に大谷は一気に三塁を陥れ、貴重な追加点となる適時三塁打となった。

その後の打席は二ゴロ、空振り三振、二ゴロと凡退した。チームは4点先制も、投手陣が踏ん張れずに逆転負け。2試合連続の2ケタ失点で2連敗となった。5打数2安打2打点で今季27度目のマルチ安打をマークした大谷は「逆転されて、なんとかその後、打って取り返したかったですけど、なかなかつながらなかったので、そこが敗因かなと思います」と唇をかんだ。