エンゼルス大谷翔平投手(25)が13日(日本時間14日)、ロサンゼルス市内の病院で左膝の二分膝蓋(しつがい)骨の手術を受け無事終了した。全治8~12週間で、2~3週間後にスローイング、10週間後にブルペン投球を再開する予定。

シーズン終了前の手術にも、同僚の反応は温かかった。主力の1人シモンズは「よくやってくれたと思う。僕らはプレーオフに進出できないし(決断を)理解している。できるだけ早く(手術を)やって、次のシーズンへ準備をする。今がその時」と話した。

10日の朝、エプラーGMから手術を勧められた。同日、プレーオフに進出できるワイルドカード獲得の可能性が消滅。同GMによれば、翌日の朝に大谷から「今週、手術を受ける」との旨を伝えられた。来季、万全の状態で二刀流復帰を目指すための決断。シモンズは「彼の気持ちはいつも、試合でプレーするための準備に向いている。早く回復してくれることを望んでいるよ」と思いやった。オースマス監督も「もちろん(残るシーズンも)彼にいて欲しかったが、20年シーズンに向けて、時間の余裕を与えるという点で理解できること」と話した。(アナハイム=斎藤庸裕)