ヤンキースのアーロン・ブーン監督は19日、左足のアキレス腱を部分断裂した救援右腕デリン・ベタンセス投手(31)について、手術は不要となる見通しだと語った。

今季ケガに悩まされてきたベタンセスは、15日のブルージェイズ戦で3番手として送り込まれ、今季初登板。しかしブランドン・ドルーリー一塁手を三振に仕留めてマウンドでジャンプした際、不自然に着地していた。

セカンドオピニオンを受けたベタンセスについて、ブーン監督は「あと4週間は歩行装具を着用し、その後再検査することになるが、手術の必要はないという理解だ」とコメント。「変更の可能性もあるが、医師らは手術の必要はないケガだと確信している」と述べた。

春季キャンプ中に右肩のインピンジメント症候群と診断され、リハビリを続けていたベタンセスだが、その後右広背筋を負傷。9月になってマイナーリーグでのリハビリ登板を開始し、15日にようやくメジャーのマウンドに立ったが、わずか8球でシーズン終了となった。(AP)