メジャーのストーブリーグ開幕を告げるGM(ゼネラルマネジャー)会議が、11日(日本時間12日)から4日間にわたってアリゾナ州スコッツデールのリゾートホテルで行われる。前日の10日(同11日)には、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGM、有力代理人らが続々と現地入り。FA(フリーエージェント)やトレードの交渉が、いよいよ本格化する。

今オフは、ゲリット・コール(アストロズFA)、スティーブン・ストラスバーグ(ナショナルズFA)の両先発投手や、アンソニー・レンドン三塁手(ナ軍FA)をはじめ大物選手がめじろ押し。いずれも単年30億円以上で複数年の超大型契約と予想されており、各選手の交渉状況や契約内容が他の選手の行き先にも影響しそうだ。

その一方で、近年は各球団がマネーゲームに慎重で、市場全体の動きが遅く、大物選手でも越年するケースは珍しくない。西武からFAでメジャー移籍を目指す秋山、ポスティングでの挑戦が認められた横浜筒香、広島菊池涼の日本人選手は、大物選手の動向が活発になり次第、具体的な交渉へ移行する見込みだ。特に、交渉期間が限定されるポスティングの両選手の場合、最終期限12月5日まで、申請手続きのタイミングが重要となりそうだ。(スコッツデール=四竈衛)