カージナルスと右腕アダム・ウェインライト投手(38)が2020年シーズンの契約で合意に至ったことがわかった。これにより、同投手がカージナルス一筋でキャリアを終える可能性が高くなった。

ウェインライトは2000年のドラフトでブレーブス入りし、3年後にカージナルスにトレードされると、05年にメジャーデビュー。以来、14年を同球団で過ごしており、通算162勝95敗、防御率3・39を記録し、オールスターには3回選出されている。今季は14勝10敗、防御率4・19とし、チームのナ・リーグ優勝決定シリーズ進出に一役買った。

編成本部長のジョン・モゼリアク氏は12日、「アダムが2020年に戻ってくることになり、興奮している。彼が素晴らしいキャリアの遺産をカージナルスで築き続ける姿を見るのを楽しみにしている」と契約延長を喜んだ。

その功績と在籍期間の長さから、ファンに最も愛されている選手のひとりであるウェインライト。この調子が続けば、1928年のピート・アレクサンダー氏以来となる「39歳以上で14勝以上」という記録を残すことができるかもしれない。アレクサンダー氏は41歳で16勝をマークしている。(AP)