DeNAからポスティング制度で米移籍を目指す筒香嘉智外野手(28)が13日(日本時間14日未明)、レイズと合意したことが分かった。米メディアなどによると、2年契約で総額13億円前後となる見込み。

◆筒香の交渉過程 交渉期限を12月19日午後5時(日本時間20日午前7時)に設定、市場全体の動きから比較すると早期の決着を目指した。

解禁から複数球団が接触し、争奪戦の様相に。レイズは、パワーだけでなく、広角に打てる筒香の技術を当初から高く評価し、複数年契約を用意して熱心に交渉にあたった。レイズと並び、最後まで候補に残ったのはレンジャーズ。日本に複数のスカウトを持ち動向を注視し、チーム事情も鑑み中盤以降に猛アタックをかけた。

筒香自身は6日に渡米し、ロサンゼルス近郊でトレーニング。プレー環境と出場機会を判断基準の上位に置き、進展を待った。獲得を目指す2球団の関係者が練習を見学。ウインターミーティング中には本人が会場に足を運び、1球団と直接交渉の席についた。