DeNAからポスティングシステムを利用して大リーグ、レイズ入りが決まった筒香嘉智外野手(28)が“メジャー仕様”に切り替えた。17日(日本時間18日)に本拠地トロピカーナ・フィールドで行った入団会見の冒頭、英語で「Please call me Yoshi」と呼びかけた。現地メディア、ファンのハートをわしづかみしたスラッガーはファンサービスのサインも変更した。

DeNA時代は「Gou 25」だったがメジャー移籍が決まり帰国後からは「Yoshi 25」にシフトした。日本球界は漢字の縦書きやローマ字の筆記体の横文字など、選手のサインはオリジナリティーにあふれるが、日本人メジャーリーガーはローマ字の筆記体が大半。ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏も巨人時代は漢字の縦書きだったが、メジャーではローマ字の筆記体に変更した。筒香は「これからは『ゴー』ではなく『ヨシ』なので」とニヤリと笑った。

来季は海を渡り新天地での挑戦が始まる。「野球をやりに行くので、やることは変わらない。準備も今までと大きく変わることはないと思う。今までやってきたことをしっかりとやって準備したい」と年明けから本格的なトレーニングを再開させる予定。来年2月18日からは米フロリダ州ポートシャーロットでのキャンプインが待ち受ける。準備“Yoshi”の万全のコンディションで、米国に乗り込む。【為田聡史】