ジャイアンツが、昨季ゴールドグラブ賞受賞のヨルマー・サンチェス内野手(27)とマイナー契約を結んだことが分かった。情報筋が28日、MLB公式サイトのマーク・ファインサンド記者に明かしたもので、メジャーの春季キャンプに招待されているという。

それによると、サンチェスは他球団からのメジャー契約のオファーを2件蹴って、ジャイアンツ加入を決断。ジャイアンツはサンチェスに対し、二塁手として先発する機会を与える意向だというが、このポジション定着を狙う選手は複数おり、マウリシオ・デュボン内野手が最有力とみられている。

2014年のメジャーデビュー以来、ホワイトソックスでプレーしてきたサンチェスは昨季、守備防御点11を記録し、二塁手としてア・リーグのゴールドグラブ賞を受賞。しかしオフに球団側から契約の意思表示がなく、12月にノンテンダーフリーエージェントとなっていた。

サンチェスはキャリア通算で打率2割4分4厘、OPS(出塁率+長打率)6割5分6厘、31本塁打を記録。スイッチヒッターの同選手は左腕投手との相性が良く、昨季は131打席でOPS7割3分8厘をマークしている。