エンゼルス大谷翔平投手(25)が11日(日本時間12日)、今キャンプ6度目のブルペン入りで調整した。インターバルを3度入れ、4度に分けて投球。カーブ、スプリットを交えてキャンプ最多となる59球を投じた。投球を振り返り、「球数も強度も徐々にという感じですね」と、少しずつ段階が上がっていることを明かした。

キャンプ地のアリゾナ州テンピではこの日、朝から雨が降り、コンディション不良だった。ブルペンは屋根付きのため大きな影響はなかったが、球数が増えるにつれ、踏み込む足場を大谷が気にする様子もあった。

インターバル間には腕の振りやフォームを入念にチェック。直球の中には力強いボールもあったが、「力というか、スピードが出れば出るに越したことはないですけど、しっかりしたメカニクス(投球動作)の中でまずは投げる、決められた球数を投げるということを、まずはやるという感じ」と冷静に話した。

現時点では26日(同27日)に予定されているアストロズとの開幕戦は打者で出場し、メジャー復帰登板は5月中旬ころを見込まれている。今後も徐々にギアを上げ、二刀流復活へ向けて準備を進めていく。【斎藤庸裕】