米大リーグ機構(MLB)は12日(日本時間13日)、アリゾナ州とフロリダ州で行われているオープン戦を中止とし、開幕戦を少なくとも2週間延期することを発表した。メジャー30球団と電話会談を行い、新型コロナウイルスの感染予防について、今後の方針を協議。オープン戦の中止に加え、26日(同27日)から始まる開幕戦は少なくとも2週間延期し、4月9日以降となることを決定した。

米国では前日11日からプロバスケットボール(NBA)が、12日からプロアイスホッケー(NHL)も公式戦の中断を発表し、MLBも続いた形となった。

ここ1週間で新型コロナウイルス関連の影響が急激に進んだ。7日、感染リスクの高い地域からの米国訪問者に対し、入国から14日間はMLB施設の立ち入りを自粛するよう要請し、10日からメディアによる各球団のクラブハウスへの立ち入りを制限。その2日後、オープン戦中止と開幕戦延期を決定した。

MLBは重ねて、アリゾナ州トゥーソンで行われる予定だったワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選の延期も発表。MLBのレギュラーシーズンの日程を含め今後のスケジュールについては、柔軟に対応していき、適宜、公表していくとした。