エンゼルス大谷翔平投手が、米大リーグ機構(MLB)の作成したビデオ映像に出演し、ファンへメッセージを送った。新型コロナウイルスの感染が拡大している中、「早期終息を願っています」と思いを込めた。

動画にはドジャースの左腕カーショー、ヤンキースの右腕コールら現役選手に加え、ランディ・ジョンソン氏、カル・リプケンJr.氏ら、レジェンドOBたちも登場。事態の収束へ共闘を呼びかけた。

また、球団広報によれば大谷は13日(日本時間14日)に、約1カ月ぶりとなるブルペン投球を再開。17日(同18日)にもブルペン入りし、それぞれ15球ずつ、直球のみで調整を行った。3月中旬にキャンプ地閉鎖となって以降、他選手が本拠地の球場を利用できない中、大谷は右肘のリハビリで治療が必要な選手として、エンゼルスタジアムの使用を許可され、同地で自主トレを継続。メジャー開幕の時期は不透明だが、投打の二刀流で復活へ順調に準備を進めている。(ロサンゼルス=斎藤庸裕)