米フロリダ州にある大リーグのミネソタ・ツインズ傘下の2Aチーム、ペンサコーラ・ブルーワフーズの本拠地が、米民泊仲介サイト大手エアビーアンドビーに登録され、1泊1500ドル(16万5000円)で利用できるようになった。

米FOXニュースなどによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期される中、従業員の雇用や地元経済を支えるための策として行われたもので、プロ野球のスタジアムがエアビーアンドビーで利用できるのは初となる。球団によると、最大10人が球場内にある寝室に宿泊が可能で、クラブハウスやバッティング・ケージ、内外野なども利用でき、フィールドでキャッチボールも楽しめるという。

誕生日や独身最後のバチェラーパーティーなどに利用できる他、企業の慰安旅行など使い道はさまざまで、野球ファンなら最高の一夜を過ごすことができそうだ。チームの担当者による球場内ツアーもあり、食事や飲み物のオーダーも可能で、ホームベースで朝食を取ることもできる。2カ月分の予約は24時間以内に完売したといい、大きな反響を呼んでいる。(ロサンゼルス=千歳香奈子)