今季メジャー開催に向けた協議で、試合数や給与を巡り米大リーグ機構(MLB)と選手会の対立が続いている。だが、選手たちはプレーを求めており、開幕時期と開催場所の決定を願っている。米CBSスポーツがそんな選手たちの声を紹介した。

MLBとオーナー側は12日、今季開催に向けた新たな案として、72試合実施、給与は試合数に比例し80%を保証とするプランを選手会に提示。だが、選手会はこれを受け入れず、両者の交渉は今回も決裂した。

しかし、選手会がツイッターに投稿した声明で、トニー・クラーク専務理事は「選手たちはプレーを望んでいる。それがわれわれのあるべき姿であり、われわれのすべき事である」と冒頭でコメント。「残念ながら、リーグとのさらなる対話は無駄であるように思われる。仕事に戻る時間だ。開幕日と開催場所を教えてほしい」と結んだ。

すると、クラーク専務理事と思いをともにする選手たちが、次々とこの声明をリツイート。ドジャースのエンリケ・エルナンデス内野手は「プレーがしたい! 準備はできてる!」との言葉を添え、アストロズのマーティン・マルドナド捕手も「僕らは準備ができている」とコメント。ナショナルズのトレア・ターナー内野手、ドジャースのジャスティン・ターナー内野手らも同様に、今季開催を切望する気持ちをシェアしていた。