カブスのダルビッシュ有投手がリーグ単独トップの8勝目を挙げ、日本人投手初の最多勝をほぼ確実にした。7回を3安打5奪三振の無失点。防御率は試合前の2・22から、ナ・リーグ2位の2・01とした。

7イニング中、4イニングで先頭打者の出塁を許したがホームは踏ませず。先頭に左中間フェンス直撃の二塁打を許した3回も、後続を二ゴロ、右飛。最後は2死三塁から、左打者のモンカダをスライダー2球で追い込み、外角低めいっぱいの97・8マイル(約157・4キロ)の直球で見逃し三振に仕留めた。

打線も序盤から得点を重ね、計10点を奪って援護。サイ・ヤング賞獲得に向け、好投で今季レギュラーシーズン最終登板を締めくくった。

チームは、すでにポストシーズン進出を決めており、地区優勝へのマジックを1とした。