卓越した打者をファン投票などで選出するハンク・アーロン賞が8日に発表され、ア・リーグはホワイトソックスのホセ・アブレイユ内野手、ナ・リーグはブレーブスのフレディ・フリーマン内野手が受賞。今季は両リーグともMVP受賞者が選出されるという、数少ないケースとなった。MLB公式サイトが伝えている。

両リーグのMVP受賞者がハンク・アーロン賞に輝くのは、1999年の同賞設立以来4度目で、2017年以来。フリーマンはブレーブス最高の伝説的プレーヤー、ハンク・アーロン氏と同じユニホームを着て試合に臨める日々について語り、「それだけに一層、この賞の受賞には意味がある」とコメントした。

キューバ生まれの選手としては初受賞となったアブレイユは、故ミニー・ミノーソ氏のおかげでメジャーになれることができたとし、「彼はメジャーで成功するために重要なことを3つ教えてくれた。懸命に取り組むこと、規律を守ること、常に時間を守ること。その結果が今、表れているのだと思う」とコメント。同じキューバ出身で、ホワイトソックスでは3年連続盗塁王に輝くなど活躍したメジャー初のラテン系黒人選手であるミノーソ氏に感謝を述べた。