ツインズが31日、ゴールドグラブ賞4度の実績を誇るアンドレルトン・シモンズ内野手(31)と1050万ドル(約11億円)の1年契約を正式に結んだ。

ビデオ会見に臨んだロッコ・バルデリ監督はシモンズを「われわれの世代で最高峰の野手」と評し「彼の才能は、われわれの守備を素晴らしい形で支えてくれる。その魅力に抗えるわけがない」と歓迎の意を示した。

2012年にブレーブスでメジャーデビューしたシモンズは守備力に定評があり、守備指標で信頼性が高いとされるUZR(アルティメット・ゾーン・レーティング)はメジャートップの113・1を記録。ここ5シーズンはエンゼルスで過ごし、新型コロナウイルスの影響でレギュラーシーズンが短縮された昨季は30試合出場で2割9分7厘をマークした。

選手の手本となることが期待されるシモンズは「教育するというわけではないけど、チームに気づきをもたらせれば。選手たちが先を読み、用心できるようにしていきたい。たとえば、アウトを取るべきシーンでは仲間に『あの選手に警戒しろ、盗塁をもくろんでいるぞ』と促し、すべての塁をカバーするというように」と、意気込みを語っている。(AP)