16年を最後にメジャー登板のなかった通算108勝左腕スコット・カズミアー(37)が、ジャイアンツとマイナー契約を結んだと23日、MLB公式サイトなどが報じた。キャンプに招待選手として参加し、同じくマイナー契約の山口俊投手(33)らとともに開幕ロースター入りを争う。

カズミアーは04年に20歳の若さでレイズでデビュー。05年から5年連続2桁勝利を挙げ、06、08年にはオールスターに選ばれた。エンゼルス移籍時は不振に陥るも、アスレチックスでプレーした14年には自己最多15勝を記録。自身3度目の球宴にも選出された。

一方でキャリアを通じて故障に悩まされ、ドジャース時代の16年を最後にメジャー登板はなく、昨季は米独立リーグでプレー。エンゼルスでは松井秀喜氏(元ヤンキース)、レイズではジャイアンツのキャプラー監督(元巨人)と同僚だった。メジャー通算298試合で108勝96敗、防御率4・01。