20日(日本時間21日)のレンジャーズ戦に先発予定のエンゼルス大谷翔平投手(26)が、打者では出場せずに投球に専念する。19日(同20日)、マドン監督が明かした。「(球数は)75球くらい。それより少ないかもしれないし、状態がよければそれ以上かもしれないし、分からない。注意深く見る。明日、彼を打たせるつもりはない」と、予定より早く降板した場合に備え、指名打者(DH)を解除しない方針を示した。

今季初登板となった4日(同5日)のホワイトソックス戦ではDHを解除してリアル二刀流として「2番投手」で出場。92球を投げ、5回途中まで投球を続けていた。だが、今回はマメが出来ていた右手中指の状態を見定めながら降板のタイミングを探っていく必要があり、早いイニングで交代する可能性もある。戦略面も考慮した上で他の野手をDH起用し、大谷は投球に専念させる考えだ。

大谷は登板前日の19日、「2番DH」で出場するレンジャーズ戦前にキャッチボールや壁当てなどで調整。約2週間ぶりとなる翌日の先発へ備えた。