エンゼルスのジョー・マドン監督(67)が、他競技のスポーツ選手からも注目される大谷翔平投手(26)について、投打でハイレベルのパフォーマンスをすることの難しさを改めて強調した。前日の試合で投手、打者、野手の三刀流で活躍した大谷に、NBA選手のケビン・デュラント(32)が反応したことについて、同監督は「それはすごくいいこと。野球経験がある、もしくはないアスリートであっても、翔平がやっていることの難しさが分かるだろう。プロから見ても皆、感心すると思う」と話した。

大谷は12日(日本時間13日)のアストロズ戦前の時点で投手では5試合の登板で1勝0敗、防御率2・10、25回2/3を投げ40奪三振。打者では打率2割6分5厘、10本塁打、26打点、6盗塁の成績を残している。

マドン監督は「やっていることだけではなくて、“あのレベルで”ということ。99マイル(約159キロ)を投げ、10か11個の三振を奪い、もう1打席を打たせるために右翼を守る。なかなか起こらないこと。彼は、普通ではないアスリート。ケビン・デュラントが違う視点から指摘したということは、彼がどれだけ難しいことをやっているか、またそれに対するリスペクトを示している」と語った。

デュラントは大谷が三刀流でプレーしたことに自身のツイッターで反応し、「違う生きもの。彼をThe Show(MLBのテレビゲーム)で獲得しようとしている。ターナー(ナショナルズ)が落ちるかも笑」とつづっていた。