ドジャース筒香嘉智外野手(29)が「4番左翼」でフル出場し、移籍後初安打となる適時打を放ってチームの逆転勝ちに貢献した。

2点を先取された直後の4回2死二塁で迎えた第2打席。フルカウントからの6球目、右腕ピーコックの93・8マイル(約151キロ)の外寄りのツーシームを逆方向に流し、シフトを破る左前適時打とした。4番の仕事をきっちりこなし、一塁上でベースコーチと手をたたき安堵(あんど)の表情を浮かべた。

第1打席は2回先頭。初球は内角低めへのツーシームがボール。続く2球目の真ん中低め93・2マイル(約150キロ)のツーシームを打って二ゴロに倒れた。

6回2死一、三塁で迎えた第3打席は、2番手右腕のクラークと対戦。一走のマンシーが二盗を決めて二、三塁となったが、カウント2-2から内寄り低めの97・3マイル(約157キロ)直球に二ゴロに倒れ、同点機を逸した。

チームは7回に3点を奪い逆転。2点リードの8回の筒香の第4打席は、フルカウントから高めの92・6マイル(約149キロ)の直球に空振り三振を喫した。この日は4打数1安打1打点で、打率は1割6分7厘となった。

メジャー2年目の筒香はレイズから11日に戦力外となり、15日にドジャースにトレード移籍。前日は「7番左翼」で出場し、2打数無安打、2四球1三振だった。