今季“リアル二刀流”で野球界を沸かせているエンゼルス大谷翔平投手について、今月17日にエンゼルスからドジャースに移籍したアルバート・プホルス内野手が言及。いつかは投手を辞めて打者に専念した方が良いとの持論を述べた。

大谷は今季、23日時点で打者としては44試合で打率2割6分8厘、出塁率3割1分9厘、長打率6割1分9厘、OPS(出塁率+長打率)は9割3分8厘。35打点と6盗塁を記録し、メジャー2位タイの14本塁打を放っている。そして、投手としては先発6試合で30回1/3を投げて1勝0敗、防御率2・37、45奪三振という成績だ。

ただ、大谷は2018年10月にトミー・ジョン手術を受けている。本人とジョー・マドン監督ともに球速の低下について心配していないとしていたが、19日の試合では直球の平均球速が91・3マイル(約147キロ)と、過去5度の平均より約8・5キロ減速していた。

米全国紙「USA TODAY Sports」の取材に応じたプホルスは、「彼(大谷)の打っているところと投げているところのどちらが見たいだろうか? 私なら打者の彼が見たい。おそらく40本塁打も可能だ。しかし、二刀流だとケガをする恐れがある」と述べ、将来的には打者に専念すべきとの見解を示した。