サイ・ヤング賞3度受賞のナショナルズの先発右腕マックス・シャーザー(36)が、登板中に何度も粘着物質チェックを受け憤慨した。

22日のフィリーズ戦4回、汗を手につけるため頭髪をしきりに触っていたため、フ軍のジラルディ監督の要求でこの日3度目のチェック。帽子とグラブを地面に放り投げ、ズボンのベルトを外しながら「調べたいなら着ているものすべて脱ぐ」と審判らとやり合った。試合後も気持ちがおさまらず「これはマンフレッド(コミッショナー)ルール。何がやりたいのか、彼に聞いてくれ」と批判した。

米球界ではこの騒動が話題となり、ドジャースの左腕クレイトン・カーショー(33)は「彼ほどの投手に対してこれはない。何も見つからなければ相手監督に罰を与えるべき」と意見。新ルールをめぐり、今後も一騒動ありそうだ。