ブレーブスは10日(日本時間11日)、マーリンズ戦の守備中に右足を負傷したロナルド・アクーニャ外野手(23)が、MRI検査の結果、右膝前十字靱帯(じんたい)の完全断裂と診断されたと発表した。手術する予定で、今季中の復帰は絶望的。米メディアによると復帰まで通常9、10カ月かかる見通しで、来季開幕に間に合わない可能性も出てきた。

アクーニャはマーリンズ戦の5回裏、チザムの右翼への打球を捕球しようとジャンピングキャッチを試みたが、着地の際に負傷。フェンス際にそのまま倒れ込んだ(チザムはランニング本塁打)。数分間トレーナーの治療を受けた後、自ら立ち上がりベンチまで歩き始めたが、ファウルライン付近で再び座り込み、カートに乗せられて退場。目には涙が浮かんでいた。

18年に新人王を獲得したアクーニャは19年に自己最多41本塁打、リーグ最多37盗塁をマーク。今季は打率2割8分3厘、リーグ5位タイの24本塁打、52打点、17盗塁と打線をけん引していた。13日のオールスター戦では19年に続き自身2度目の選出を果たしたが、欠場が確定。代わりにパドレスのマニー・マチャド内野手(29)が選ばれた。